異世界で知識チートをするためのblog 〜冒険準備の書〜

今、突然異世界に転生したところで何もできません。備えましょう。

【料理】異世界で手に入る食材でカレーを作ろう!〜リベンジ!〜

皆さまこんにちは。異世界転生初心者のカスティーです。

 

 

フランベカスティー


ビストロカスティー
へようこそ。シェフのカスティーでございます。撃ち抜くぞー!

チート野郎を目指して頑張っていきましょう。

※今回フランベの要素はありません。そもそもできません。

 

 

 

カレーを試作する

異世界でも美味しいカレーを作るため…。「中世ヨーロッパで手に入る=異世界で手に入る」という誰もが納得するルールの下、このブログでは様々な食材を集めてきました。ここで一度、我が食糧庫を確認してみましょう。アピキウス…!

 

○食材

タマネギ、ニンニク、ニンジン、お肉、ココナッツ、スイカ、ナス、オクラ

○調味料

クミン、コリアンダーターメリックサフラン、オリーブオイル、魚醤

 

素晴らしい…。

充実したラインナップに惚れ惚れしますね…。色々な料理を作ることができそうです。これだけ食材を揃えたのですから…そろそろやっても良いでしょう。異世界カレーバージョンⅡの作成に入ります!

 

 

●レシピを決めよう!

調理に取り掛かってから考えても良いのですが、私はまだ料理スキルの「アピキウス」を習得していません。正直に言えばあまり料理は上手ではないので先に手順を決めておきましょう。黒焦げエンドだけは勘弁してください。

 

大元のレシピとして参考にできるものが既にあります。私の試作第一号異世界カレー(仮)」です。こちらは必要なスパイスを決めるために異世界で手に入り得る最低限の食材で作ったカレーですね。つまり…全ての異世界カレーの鋳型ともいうべき基本のレシピということです。始祖です。

↓【異世界カレー(仮)について復習したい方】

異世界転生する前にカレーを作る練習をしよう。 - 異世界で知識チートをするためのblog 〜冒険準備の書〜

【まとめ】異世界で再現できる筈の「シンプルなカレーレシピ」。 - 異世界で知識チートをするためのblog 〜冒険準備の書〜

 

簡単にいうと、

  1. ホールのクミンを炒める
  2. ニンニクとタマネギも炒める
  3. お肉を炒める
  4. 水を入れる
  5. スパイスと塩を入れる

こちらの手順に食材を足して、より美味しくしようというのが今回のコンセプトです。さぁどうしましょうか。こういう時間が楽しいですよね。とりあえず、過去の自分から課題点を教えてもらいます。

過去の自分からのメッセージ

ほうほう…。タマネギの炒り方は置いておくとして。うま味の追加と野菜の追加をして欲しいみたいですね。お任せください。イエスマイロード!

うま味といえば…やはり魚醤でしょうか。カレーとの相性もバッチリだと思います。これは入れましょう。魚醤といえばココナッツもいいですね。ココナッツミルクで入れましょう。カレー、魚醤、ココナッツミルクのコンボです。これは美味しそうだ…!

次に野菜…。前回手に入れたナスとオクラの出番でしょう!コメントの力も借りた、ブログならではの入手食材です。ありがとうございます!

 

魚醤、ココナッツミルク、ナス、オクラを追加します。始祖のレシピを元にこれらの食材を入れる手順を考えて…。…うーん。野菜は刻んでお肉の後に炒めましょうか。水はコゲ防止に入れていたんでしたっけ?そっか本来はそこにトマトを入れたかったのか。つまり、ここをこうしてあっちをあぁすると…。ヨシッ!

  1. ホールのクミンを炒める
  2. ニンニクとタマネギも炒める
  3. お肉を炒める
  4. 刻んだナスとオクラを炒める←new
  5. ココナッツミルクを入れて煮詰める←new
  6. 魚醤を入れる←new
  7. スパイスと塩を入れる

これでイケる筈です。後は実際に調理をしてみて…その場のアドリブで変えるかもしれません。アドリブは苦手ですが。4バースはやめてくれ。好きだけど。

 

●材料の買い出し

今世にて用意した食材がこちらです。

異世界カレーの食材たち

なんて頼もしいんでしょう…!

素晴らしいオーラが漂っていますね。特に、記事を書き始めるまでニンニクの文字が逆さまになっていることに気がつかないあたりが自分らしくて得点が高いです。最高。

ココナッツは何度か買って、ブログでは割ったりもしていますが…ココナッツミルクは人生で初めて買いました。

ココナッツミルク

しぇふずちょいす。知らなかったんですがココナッツミルクってスーパーだと中華食材売り場に置かれているんですね。今後、ココナッツミルクがどこにあるか分からない際はこのブログを思い出してください。自分はアーモンドミルクとかの周辺を探していました。店員さんありがとうございました。

原材料名:ココナッツ

おー!原材料名にココナッツとだけ載っています。強気ですね。好きです。開けて中を見てみましょうか。プルトップはありがたいですね〜。

 

ガポッ

 

意外とグレー

 

おっ…?

白くない…。香りはここのところ慣れ親しんだココナッツの物なんですが。見た目は思ったよりもグレーがかっています。胡麻豆腐みたいだ!…。うん。ブログ用の例えで胡麻豆腐って言ったんですが…。自分を誤魔化すのはやめましょう。

ウォ○スとグル○ットのオートミールみたいだ!だって私にはそう見えた!私はアレを美味しそうだと思っていたタイプの子供なんです。

 

 

それでは、レシピと食材の準備ができましたのであそこに移動しましょう。

 

キッチン

キッチンです。さすがに図書館ではありません。いつか図書館で料理をしてみたく…ありませんね。ただの迷惑な人になってしまいます。

 

●試作をしてみよう。

まずはホールのクミンを炒ってから、お肉を炒めるところまで一気にやってしまいましょう。あぁ…ニンニクとタマネギを刻むの苦手…。ぶんぶんチョッパーが欲しい…。

 

スタータースパイス

 

あ〜やっぱりこの時点で既にいい匂い。

 

ニンニクを炒める

ニンニクを入れた瞬間、香りが暴力的なまでに爆発します。これはこっそり作るのは無理だ。この時点で隣の部屋にいた契約者に、何を作っているのかバレました。スニーキングミッション失敗です。テクニカルチャレンジのボーナスは貰えませんでした。

 

タマネギを炒める

 

刻んだタマネギをガサっと入れて炒めていきます。ここからタマネギに色をつけるのが難しい。いい感じの弱火で基本放置をしつつ…偶に、ひっくり返して焼き色がついた面を出すようなイメージで混ぜます。

 

メイラード反応

 

すごく水分が飛びます。写真で見比べると一目瞭然ですね。こぼしたわけでは無いですからね?ちょっと理想よりも白さが多いですが…まぁまぁ良いでしょう。多分。

 

 

お肉を炒める

 

トリモモのひき肉です。異世界だとなんでしょうね。ニワトッリ、チキーン、コケコッコ…。うーん。…まぁいいや。良い名前があったら教えてください。塩を振りつつ、ある程度火が通るまで炒めます。

 

さて、ここからが以前にはなかった手順です。まずは刻んだ野菜を炒めます。

 

野菜を投入!

 

普通に美味しそう。

野菜っていい物ですね。入れた瞬間になんか料理が一個上のステージに上がった感じがします。もうこれに胡椒振って完成で良いんじゃないでしょうか。胡椒手に入れて無いけど。なんだか期待値が上がりますね。少量の塩を振って、ある程度火が通るまで炒めます。

 

それでは、ココナッツミルクをぶち込みましょう!うん!

…めちゃくちゃ怖い!

ここまでは慣れ親しんだ食材ということもあって、味の想像ができる調理…。制御できる世界の中だったんですが。ここからは違います。知らない世界へと一歩踏み出すことへの恐怖が凄いです。こんな気持ち、小学校に上がる時以来でしょうか。

 

ええい!…ままよっ!

 

ココナッツミルク投入

 

お〜!見栄えはともかく、香りは悪く無い…むしろかなり良いです。懸念点があるとすれば、なーんにも考えずに400gの缶を真っ逆さまにして全部入れたことくらいですかね。あっはっは。どのみち適量が分からないので、良いことにしましょう。ケ・セラ・セラ。なんくるないさ。いーやーさーさー。

このまま煮詰めていきましょう。

 

煮詰めてみたものがこちら

 

焦げ付かないように、底を混ぜつつ煮詰めました。こんなもので良いのでは無いでしょうか。魚醤…ナンプラーと塩、スパイスを入れて完成させましょう。スパイスはクミン:コリアンダーターメリック=2:2:1くらいの割合で入れます。

 

 

スパイスを入れる

 

イエローカレーだこれ!

異世界で手に入った食材を組み合わせて、見た目的にはタイの三大カレーのひとつが出来上がりました。香りも相まってふつうに美味しそうです。めっちゃカレーです。今世のカレーです。

 

 

●完成!!!

 

異世界カレー(ココナッツ)

 

ということで、「異世界カレー(ココナッツ)」が完成しました!以前のカレー炒め感がある見た目とは違い…普通にカレーです。あとめっちゃ良い香りがします。お届けできないのが残念…。これは期待が持てますね。

 

では、食べてみましょう!いただきまーす。

 

…。

 

………。

 

 

 

めっちゃうまい!!!

えっ。マジでうまい。材料を縛っていたとかそういう贔屓目なしで、普通に美味しい。ココナッツミルクの優しい甘さと、炒めたタマネギとスパイスが生み出すカレーらしい「味」が相乗効果になっていて…進む進む!パンにもご飯にも合う味です。

また、良い味を出しているのがナス!このカレーの中で自己主張をしながらも、その味がカレーソースとよく合います。エースを張っていますね。もっと大きめに切ってもよかったかもしれません。入れてよかった!

 

契約者からも「とても美味しい。また、見た目・味ともにシチューなどとの差別化が図れるため異世界でも人気を出せるのではないか。」とお褒めの言葉を頂きました!めっちゃうれしい。…。やたらとコメントが的確なんですが私が知らないうちに異世界転生の経験があるんですかね。

 

 

異世界で知識チートをする。

本当に美味しかったです。練習とか試作とかではなく食べたいので、ブログと関係なくまた作ります。そのくらい美味しかったです。当然…今世にてプロの料理人が作るカレーと比べたら足元にも及びませんが、カレーの無い異世界において衝撃を与えるには十分といえる料理が出来上がりました。

このカレーであれば、異世界の料理人の方々にも驚きとともに迎えられ…。そして私が作るよりも美味しいカレーが生み出されていくのではないでしょうか。転生後の実家が治める領地の名物料理になってくれるかもしれません。

 

今後も、カレー作りに関する知識を得たり練習することもありそうですが…。異世界でもカレーが食べたい」という目標は達成しました。一つの節目として宣言しましょう。

現代知識によるチート「カレー作り」を手に入れました。

転生後、カレーを食べることができずに滅亡する未来を回避することができたようです。初めてのチート能力ゲットですね。とてもめでたいです。

 

さて、カレー作りの知識だけではとてもチート野郎とは言えません。次はなんの知識を得ていきましょうか!…。………。今後の動きを考えずに、なんとなく食材が集まってきたからカレーを試作したら思いの外美味しくなっちゃったもんだから逆に困っている計画性皆無の私です。

今の所は、「冷蔵庫」「お金を稼ぐ方法(ボードゲーム?)」「お菓子」などなどを考えています。え?それは何も考えていないという…?あははは。そうです。

 

 

明日は明日の風が吹く!ハクナマタタ!

それでは皆さま、良い異世界ライフをお過ごしください。

ご利用は計画的に!(お別れの言葉)

 

 

 

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