異世界で知識チートをするためのblog 〜冒険準備の書〜

今、突然異世界に転生したところで何もできません。備えましょう。

【家畜の神様】異世界転生初心者の優しい神様探し

皆さんこんにちは。異世界転生初心者のカスティーです。

辰カスティー。巳ではない。

 

エロイムエッサイム。エロイムエッサイム。

クトゥルフ神話の邪神みたいな見た目ですが、私はこれでも今世を生きるニンゲンです。腕や足は触手ではありません。

それはそうと…私のブログを読んだあなたはSANチェックです。成功で1、失敗で1d10のSAN値を減らしてください。ウニョウニョ。

 

 

 

●今日もニッチな話を始めます。

突然ですが。

カイコって良いですよね。

 

シルクという重要な資源を産生するだけではなく…、韓国のポンテギをはじめとした食材にもなります。さらにはセリシン繭を産み出す「セリシン蚕」という突然変異も現れるのですから…まさしく人類の友人と言えるのでは無いでしょうか。

そしてなにより、可愛いんですよねぇ…。一生推せる。この隙の無さ。カイコという存在には感謝しかありません。感謝…圧倒的、感謝!!!

※推し昆虫:カイコ

 

 

そんな気持ちを抱いたのは私だけではなかった様で。養蚕がなされていた地域ではカイコは、「お蚕様」と呼ばれ親しまれる傾向があります。実際に耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

また、重要な産業である養蚕業ですが…。その根幹をなすカイコはかなりデリケートな生き物でもあるため、勿論、上手くいかないこともあります。そんな時、人々は神様に祈りました。蚕神・金色姫伝説・オシラサマなどなど。養蚕にまつわる神様というのは多くいます。やはり、それだけ人間にとって…カイコという昆虫は特別だったのでしょう。

 

カイコは、遺伝子の距離が野生種(原種)から離れた「家畜」です。

遥か昔から人間と歩み続けて来てくれた友人で………。

 

………。ふむ。と、いうことは?

 

もしかしたら、「こんな説」が成り立つのではないでしょうか。

 

 

「この世の家畜、何らかの形で神様になっている」説〜〜〜!!!

 

 

いえーい。

カイコがそうであるように、家畜は人類の生活に影響を与える存在です。感謝の気持ちを込めて崇め奉っていても不思議ではありません。むしろ当然ともいえるでしょう。

 

 

普通に気になるので、なんか適当な建前を考えつつ調べてみたいと思います。

 

 

 

●優しい神様を見つけに行こう!

異世界では避けて通れぬ存在(建前メイキング)

異世界転生に巻き込まれるにあたり、避けては通れないのが「上位存在」…いわゆる神様という奴です。人々に祝福を与える奇跡の代名詞のような存在です、が…。ご存知の通り彼らは全てが仲間というわけではありません。中には人類に敵対をするような存在も確認されています。さらには、実は人類を騙していた…なんて存在もいるようです。

 

同じ人類にさえ騙される私が、上位存在の嘘を見破れるとは到底思えません。

そこで!今世で家畜が良い神様になっているのであれば、異世界でも良い神様を見分けることができるのではないでしょうか。異世界で家畜化している動物を見つけた後に、その神様は仲間ってな具合です。これなら私にも見分けがつきそうです!

 

まさかこんな方法で見分けてくるとは…あちらさんも想像していないでしょう。しめしめ…。これは勝ちましたね。異世界「良い神様です良い神様です詐欺」に遭わない様に、今世の家畜と神様を調べてみましょう。

それでは早速!

 

“我に知識をあたえたまえ、エール・バビロニアン・タブレット!”

 

図書館

 

というわけで図書館にやってきました。この世の全てが揃っていますからね。ここまで全てが揃うのは図書館でなければ科博くらいなもんですが、残念ながら「神様になった家畜展」の予定は無かったです。

うん。めっちゃ見たいなそれ。

科博さんおなしゃす!!!

 

○そもそも家畜ってなんだっけ

今回、人間との関わりが深い動物を扱うという目的のため…「家畜」とは繁殖が人間の管理下にあり、野生種と遺伝的に異なる動物を指すことにします。以前のテイムに適したモンスターを考えた際は、その中でも伴侶動物や農業家畜などを挙げていましたね。

「あくまで今回は」←ここ大事。ミツバチやゾウ、オオタカ、ハムスター等は家畜から外れる扱いです。とはいえ、ミツバチは神の使い、ゾウはガネーシャを始めとする神、タカは拝鷹伝説やヴェルズフェルニル…など野生種の動物でも人との関わりが強ければ信仰の対象になっている様です。

 

ガネーシャなんかはカレー屋さんに行けばいっぱい見かけるせいか、日本でも有名な神様ですよね。福をもたらす神様とのことで最高すぎます。

推せる。

※推し哺乳類:アジアゾウ

 

●家畜の神様たち

○メジャー(多分)な家畜

まずは、家畜と言われて多くの方が真っ先に思い浮かべると思われる動物たちを見ていきましょう。はい、私の独断と偏見で決めました。

 

 

・ウシ

家畜の代表といえばこの動物でしょう。酪農、食肉、労働力…。マジでお世話になっています。誰からも好かれる存在です。アンチを見たことがありません。キャプテン。

ホルスタインやジャージーなども良いですが、やはり和牛も大切にしたいところです。日本短角種無角和種褐毛和種黒毛和種テストに出るんで覚えておいてください。

 

【代表的な神様】

天神様の使い

受験シーズンに皆が名前を覚える、学問の神様である天神様の使いとされます。天神様…菅原道真が「自分の遺骸は人が曳いていないウシに乗せて、ウシが止まったところに埋めて」と遺したという伝承がある様です。

お墓の決め方として、めっちゃカッコいいですよね。恐らく真似はできないのでとことん羨ましいです。

 

クジャタ

世界牛。超でかい。大地を持ち上げる天使が乗っている台を支えるウシ。すごくおおきい。ちなみにクジャタはでかい魚が支えている。その魚もやばいな。

 

クサリク

古代メソポタミアの神話に登場する。人間の上半身を持った二本足の…なんだ?…日本でいう妖怪でしょうか。悪いものから守ってくれる門番。

メソポタミアということで、スキル:エール・バビロニアン・タブレットとの相性も良いかもしれません。それだけの理由で今回紹介しました。

 

 

・ウマ

イケメン枠。運搬特化の職人肌ですね。個人的にはアニマルセラピーのイメージがあります。え?競馬?…やったことが無いんですよ…。一回行ってみたいです。

後、日本在来馬はテストに出るので8種全部覚えておきましょう。木曽馬が好きです。

 

【代表的な神様】
ペガサス

ギリシア神話に登場する翼が生えたウマ。4本脚に1対の翼が生えているので、カイリキーとかの仲間。6本脚族。

 

エポナ

ケルト神話。馬の守護神。ケルトの文化では騎馬は社会で重要な立ち位置だった様です。後に女性の姿でも描かれ、豊穣の神でもあったとか。

 

 

・ブタ

主に食肉用の家畜。なんだかんだで1番食べているお肉なのか…豚肉料理って1番種類が豊富な気がします。結局は愛されているムードメーカー。

三元豚というと、ランドレース種と大ヨークシャー種をかけ合わせた豚にデュロック種を掛け合わせた物を言うことが多い。これはテストに出さないです。

 

【代表的な神様】

ヘンウェン

ウェールズの神話に登場。豊穣をもたらす雌のブタさん。なんかとても癒されそうなイメージ。枕にして寝たい。

 

カマプアア

ハワイ神話。オアフ島で生まれた半人半神。デミゴッド。あの辺りってデミゴッド系の神話が結構多い気がしますね。戦士であり、豊穣の神でもある。

 

・ニワトリ

肉だけでなく卵まで生産する凄いやつ。結構、怖い。

カスティーは飛ばない鳥類に苦手意識があります。しかし鶏肉は好きなので日々感謝をします。卵も大好きです。卵かけご飯とかなんですかあれ。あの簡単さであの完成度ですよ。錬金術の真髄を極めた人が考えたんですかね。きっとそうです。

 

【代表的な神様】

神の使い

伊勢の神宮では神鶏と呼ばれて境内で放し飼い(?)にされているなど、神社によって神の使い…または神様として祀られていることもあります

また、「鳥居」の「鳥」とはニワトリのことを指し…実はニワトリの止まり木だという話もあります。…。意外に登るのが上手なのは知っていますが、鳥居に登れるのでしょうかね。

 

風見鶏

ヨーロッパの教会などの建物に取り付けられた風向きを見るためのもの。起源は別として…普及したのは、第105代ローマ教皇のニコラウス1世が法令で教会に設置するように定めたからとのことです。

キリスト教では悪魔を祓うものとされていたり、キリストの弟子であるペトロの話に登場したりと…善いものとして扱われているのが分かります。

 

 

○マイナー(?)な家畜

マイナーというよりか、「家畜」と言われてあまり浮かばないであろう動物たちです。

家畜化している時点でマイナーではないだろうって?…。私もそう思ったけれど良い言葉が出なかったんです。

 

 

・イヌ

伴侶動物といえばでお馴染み。通称:わんわん。上下関係のある群れを作り、雑食で、人に慣れ、多夫多妻…という家畜化の条件を満たしまくっている約束された人類の友人。

ゴールデンレトリバーが好きです。

 

【代表的な神様】

狛犬

元々獅子だったらしい。阿吽。

 

ガルム

冥界への入り口を見張る番犬。

 

クー・シー

妖精の番犬。

 

 

・イエネコ

伴侶動物といえばセカンド。通称:ヌコ様。ある程度縄張りの共有を許しつつも単独で生活し、肉食で、人慣れはそこそこ、多夫多妻性。マジでどうやって家畜化したんでしょうねこの動物。今世における奇跡の一つです。

ドラゴン級にテイムが難しいので、我々はヌコ様の下僕です。

 

【代表的な神様】

招き猫

元々は養蚕の縁起物だったらしい。カイコとネコの可愛いコンボ。相手は萌える。

 

バステト

エジプト神話の女神。病気や悪霊から人間を守護する。

 

 

・モルモット

古代インカ帝国で食用に家畜化された。「クイ」という名前で呼ばれていたそうです。

神話…見つからず!!!

 

 

・カイウサギ

11世紀ごろ、アナウサギが家畜化されたのがカイウサギ…。日本には16世紀ごろにやってきました。

日本の神話に登場するウサギは恐らくノウサギだと思われるため…今回は省きます。マジでバランス感覚難しい!!!

 

【代表的な神様】

アル=ミラージ

角の生えたウサギ。あらゆる野獣が逃げ出す。

 

イースター・バニー

イースターに卵やお菓子やおもちゃを運んでくる。サンタ的な。

 

月のウサギ

日本だけでなく、中国、インドといったアジアの各地で伝説がある。また、メキシコのアステカ文明でも月のウサギの伝説がある。

 

 

・アヒル

カモを家畜化した。家禽。遺伝的にマガモ(野生種)と距離が遠いかは…まぁ、アイガモよりは遠いんじゃ無いかな。うん。詳しい方がいたら許してください。

 

【代表的な神様】

ハムサ(ヴァーハナ)

ヒンドゥー教の神々の乗り物であるヴァーハナのうち一種。

 

 

○結論・・・?

どうでしょうか。やはり、家畜とは人類の仲間…。彼らをモチーフにした神様もまた人類の仲間と言えそうですね!モルモットが少し惜しかったですが…インカ帝国の神話を調べきれなかった部分がありますので…もうちょっと深く調べたら出てきたかもしれませんね。

それでは!異世界で仲間の神様を見つける際は、まずは家畜の神様を見つけr・・・。

 

記事を書くカスティー

 

契約者さん

「あ、記事書いてる。今回は何書いてるの?」

 

カスティー

「家畜の上位存在をまとめてたところ。」

 

契約者さん

「上位存在???」

 

カスティー

「牛とかの神様って人間の味方でしょう?つまり!異世界でも、家畜の神様を探せば…味方になってくれる筈だってことで今結論が・・・。」

 

契約者さん

悪魔。

 

カスティー

「・・・。・・・ん?」

 

契約者さん

「ヤギでしょ?」

 

 

・・・。

 

 

・・・・・・・・・。

 

 

 

●家畜の○○達

はい。確かに、悪魔の頭といえばヤギです。家畜の上位存在といえば人間の仲間説、1発で崩れ去りました。エール・バビロニアン・タブレットを使用する前に契約者さんに話をすればよかったかもしれません。論破に要したの、3文字ですよ。天才でしょうか。

とはいえ、せっかく始めた物語です…。人間を害する存在もまとめてみましょう。

 

まあ、そんなに多くはないと思いますがね。

 

 

○そんなに居ないでしょう・・・。

・ウシ

牛鬼

海岸に現れ人を襲う。

牛頭馬頭

地獄で亡者を苦しめる。ウマも出ちゃった。

アリシュタ

インド神話の悪魔。

 

・ウマ

さがり

首だけで驚かす。病気も起こす。

ケルピー

人を溺れさせる。

ナックラヴィー

海に住み、病や干ばつを起こす。

 

 

・ブタ

カタキラウワ

鹿児島の妖怪。片耳豚。

 

・ニワトリ

バジリスク

時代を経て強くなっていく。ニワトリの要素あり。

 

・イヌ

犬神

日本のこういう伝説怖い。

バーゲスト

イングランドの邪悪な妖精。

 

・ネコ

猫又

山中の獣、または人が飼うネコが妖怪になったもの。

キャスパリーグ

前述(良い神)のヘンウェンが産んだネコ。シンプルに災禍と呼ばれる。アーサー王と戦ったこともあるらしい。

 

 

 

はい。

 

めっちゃいるじゃん。

 

 

 

○いた(ネタバレ)。

めっちゃいました。良い神様と同じくらい居たんじゃ無いでしょうか。あっはっは。ちょっと気になったのが、害する存在は海に関わるものが多い印象でした。

 

 

 

 

●結論(真)

家畜という人類の味方モチーフの存在に絞っても、味方の神様/敵の神様はトントンでした。

残念ながら…説立証ならず!どうやら仲間を探すことに、近道というものは無いようです。簡単な攻略法を探すだけでなく、見抜く目を鍛えることが大切なのでしょう・・・。

 

 

●次なる「説」(誰か立証してください)

と、折角エールバビロニったのに、それだけで終えるのも寂しいので。今回、私が調べた中で感じた動物達と良い神様の関係を紹介します。見抜く目の補助にしましょう。

説は立証できずとも、ただでは転びませんよ!

 

具体的なデータを数字として出すことが難しく、統計を取るに至らず申し訳ありませんが・・・。あくまで「感想」のため、序論的な妄想と捉えてください。

 

感想①

家畜になる前に、既に敵になっている。

野生種であるオオカミ・イノシシは人類と共存していないこともありました。その為か、敵対する神様のモチーフとなっていることも多いです。

その反面、ウサギのような野生種でも強くない動物は敵対し難いのではないでしょうか。

反例:ネコ(強いかも)

 

感想②

家畜種と野生種の距離。

ヤギの様な遺伝的な距離が野生種と近い(区別しにくい)動物の方が、敵対する場合が多いように思います。

特に、肉体的にも人間よりもかなり強い…脅威を感じる筈である「ウマ」は、味方の神様がかなり多いです。そんなウマと野生種の遺伝的距離ですが…長い間、野生種と考えられていたモウコノウマは実は野生種ではありませんでした。ウマは野生種がすでに絶滅しているという研究があり、ルーツがどこなのかよく分かっていなかったのです。

遺伝的距離が大きい方が良い神様の可能性が上がるかもしれません。

反例:ウシ(日本では野生化したウシはいても、元々というのはいない・・・と思う。)

 

感想③

動物毎にイメージの役割がある。

ウシは富。イヌは門番。ウマは運搬。ウサギは献身といったなんとなくの共通したイメージがありました。そのイメージから派生して、良し悪しが生まれる場合があるように感じました。

門番が、地獄から人を逃さない様にするという逸話になったり。運搬が病魔を運ぶ場合があったりなどです。イメージが良い方面に結びつき易ければ、良い神様になりやすい可能性があります。

 

○ここまでを踏まえて

①あまり強くない②野生種が確定できないほど遺伝距離が遠い③役割のイメージが悪くなり難い。以上を満たせば、家畜の中でもかなり良い上位存在に巡り合える可能性が高くなると思われます。

 

 

え?それって・・・。

 

カイコじゃね!?

 

①強いとは言い難い。掴まる力がかなり弱い。

②近縁種のクワコが恐らく野生種であろうとされている。交雑もできる。が…染色体数が違う。

③養蚕。絹のイメージ。「衣」のイメージが悪くはならないと思われる。

 

 

カイコ…最強では!?

 

 

異世界で上位存在に困ったときには、カイコを訪ねることにしましょう。きっと助けになる筈です。無事、頼りになる存在のヒントを入手できました。

6000文字も書いた結末が、ほぼ冒頭と変わらないという…。人生そんなものですね。

 

冒頭と変わらないといえば、冒頭で1d100のSAN値減少を食らっていましたっけ。振ってみましょうか。(ガチでWEBでダイスを振ってみます。)

 

 

 

1d100
>

96

 

 

・・・。

 

 

皆様、良い異世界ライフをお過ごしください!

私は不定の狂気を発症してきます(お別れの言葉)

 

今年もよろしくお願いします〜〜〜

 

 

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