異世界で知識チートをするためのblog 〜冒険準備の書〜

今、突然異世界に転生したところで何もできません。備えましょう。

ウマが飼いたい!異世界で!…今世でも飼ってはみたい。

皆さんこんにちは。異世界転生初心者のカスティーです。

競馬スティー

戦闘は3番…エールバビロニアタブレット!少し遅れて4番…アピキウス!おーっと!ここで大外から6番のカスティーノッタウマがあがってきた!先頭を変わろうとしている!カスティーノッタウマ!カスティーノッタウマ!早い!早あああああい!勝ったのはエールバビロニアタブレット

はい。競馬場って最近はファミリー向けでも楽しめるようになっているらしいので、一度行ってみたいんですよね。スマホゲームででしかやったことがありません。ゴール○シップが可愛くて好きです。

チート野郎を目指して頑張っていきましょう。

 

 

 

発展とは移動することと見つけたり。

人間の技術の発展は、移動の技術の発展ともいえます。情報が早く届くようになったり…食べ物が腐らないうちに届くようになったり…。特に後者は重要ですね。お肉とかお魚とか。異世界カレーも捗ります。素早く移動できる手段が手に入れば、私の異世界ライフをより快適なものにできるでしょう!

「移動を速くする」…現代で言えば車や飛行機ですが、流石に蒸気機関や…電気、ガソリンは私一人では荷が重いので。ここは…、移動を助けてくれるモンスターを仲間にできないか考えてみたいと思います。

 

移動といえば、やはり「ウマ」でしょうか。今世では、この日本を含めて、あらゆる国でウマを使って移動をしていた時代があります。少し前にガソリンの高騰に対する抗議か何かで、ウマに乗ってガソリンスタンドのコンビニに買い物に行く!みたいな動画が回ってきたこともありました。…そういえば、現代日本でもウマで公道を走ることは可能みたいですね。軽車両扱いです。免許はいらないそうですが、練習せずに乗馬は難易度が高すぎるでしょうね。

 

人類の移動における相棒であるウマ。是非、異世界でも仲間にしたいところです。異世界で出会えるかなどなど、確認しにいきましょう。

 

図書館

というわけで、やってきました図書館。あいにく相棒のウマは居ないので、徒歩とバスで来ました。人間の足も、継続的に歩くという意味ではけっこう優れていたりします。この気温なのでバスを使いますがね!今世最高です。

 

異世界にウマは存在するのか。

まずは、ウマという生き物がどこにいるのか確認してみましょう。「中世ヨーロッパで会える=異世界で会える」という絶対的なルールの下…異世界でウマを探します。カウボーイのイメージでしょうか、アメリカに多い印象が強いですが…。なんか貴族のイメージもあるので期待が持てます。

 

ウマ科の動物の祖先と考えられているのは、始新世(約5600万年前〜約3390万年前)にいたヒラコテリウムだと考えられています。ちなみにこの「ヒラコテリウム」というのは「イワダヌキの様な生き物」的な意味です。イギリスにて歯の化石が見つかった時に、勘違いをしたそうです。そのため俗称として「エオヒップス(始新世のウマ)」とも呼ばれています。見つけた人にとっては黒歴史が残ってしまう感覚なんでしょうかね?自分に置き換えると…いえ、あまり気にしないかもしれません。このブログではヒラコテリウムと呼びます。ヒラコテリウムは、ヨーロッパや北米にて化石が多く見つかっていることから広く分布していたようです。

ウマに似た生き物は始新世から地球に存在していました。また、絵画などの情報から…中世ヨーロッパでは生活や軍事にウマを利用していたことは明らかですね。発祥の地や、家畜化の経緯などは判明していないことが多い様ですが…流石にこれは大丈夫でしょう。

異世界にウマはいます。

 

 

●テイムはできるのか。

異世界にウマがいることは確認ができました。さて、それでは異世界のウマは家畜化…テイムはできるでしょうか。有用な移動手段が確保できるかどうかが決まります。

…え?ウマは家畜化できるだろうって?

たしかに、ウマといえば古くから人間を助けてきてくれた動物の一角です。また、草食で・群れを作り・一夫多妻です。前回の猫と違い、家畜の条件を多く満たしています。

↓【家畜化の条件って?という方】

異世界お役立ち情報。テイムしやすいモンスターの条件…教えます! - 異世界で知識チートをするためのblog 〜冒険準備の書〜

↓【猫の話】

ネコが飼いたいです。ねこです。よろしくおねがいします。 - 異世界で知識チートをするためのblog 〜冒険準備の書〜

 

しかしウマ属を見ていくと…「ウマ」を含めたウマ亜族とロバ亜属は良いとして。シマウマ亜族と呼ばれる動物は家畜化されていないのです。

決して家畜化を試みなかった訳ではありません。記録に残っているだけでも、少なくとも19世紀にイギリス人は挑戦しています。いくつかの成功例がある…とされている文章もありましたが、シマウマの家畜種が存在しない以上は家畜化はできていません。テイムではなく仲良くなった状態だと思っています。劇場版の伝説のポケ◯ンみたいなものです。ゲットはしませんよね。

 

シマウマも上であげた「草食で・群れを作り・一夫多妻」という条件は満たしているので家畜化できるのでは?と思わなくも無いのですが…。

まず、滅茶苦茶に凶暴なんです。ライオンがシマウマに蹴られて命を落とすこともあるくらいです。…。…ウマでもそれはできそうですが、本当にシマウマは気性が荒いんです。そして、群れは作るものの…群れの中でしっかりとした序列を作りません。いえ、順位づけはするようなのですが…家畜に求める「ヒトをリーダーとした群れで統率したい」という目的に沿った序列と違うのです。難しいね!

また、オナガーというロバの一種がいます。こちらは温厚であり、ウマよりも以前から家畜化していた動物なのですが。臆病すぎてヒトにも馴れにくいことがあったようで、そのためか現在では家畜としては飼われていません。

このように、一見して条件を満たしていそうでも…その実、あまり家畜に適さない場合があります。

 

これは、異世界モンスターにも言えるでしょう。ウマ型のモンスターであっても…シマウマのようにテイムには適さないかもしれません。伝承を調べつつ、どのモンスターが狙い目か確かめてみることにします。

 

●ウマ型モンスター

・ペガサス

ギリシア神話に登場する、翼を持ったウマ。ポセイドンとメドゥーサの子供らしいです。ゼウスの雷を運ぶ仕事があったりと、想像よりも良い役職についています。モンスターとして良いのか迷いましたが、動物であることは確かでしょう。

ペガサスは英雄ベレロポーンの愛馬であったと言われています。その際、中々に捉えることができず…アテーナーが授けた馬具をもってようやく言うことを聞いたそうです。それでも、最後にはゼウスの怒りに驚いたペガサスがベレロポーンを振り落としたりしているので…温厚で図太いとは言いにくいかもしれません。

そして、残念ながら6本脚なので私の住む大陸には存在しない設定ですね。

↓【6本脚???と思った方へ】

モンスターと戦う!?…無理では?【超妄想回】 - 異世界で知識チートをするためのblog 〜冒険準備の書〜

 

ユニコーン

額に一本の角が生えたウマ型の生き物。現代日本ではPL◯ZAに生息している。その性格は「獰猛」。…ダメですね。一説によると、ゾウにも臆せず立ち向かっていくそうです。やめてください。

しかし…それより何より気になったのがユニコーンの見た目の描写です。ライオンの尾と山羊の頭髪を持ち、その蹄は二つに割れているそうです。ユニコーンって偶蹄目なの???そもそも、奇蹄目の「ウマ」ではないのかもしれません。ウシかシカか…。

 

・バイコーン

ユニコーンの対極として描かれる、二本角のウマ型の生き物。対極であるならば温厚か?…と思いきや、善良な男性を食べるという獰猛な生き物。どこが対極なんだ。逆裏対偶でいうなら裏みたいなものだろう…。

 

・ケルピー

馬の姿をした水辺の生き物。人を水辺に誘い…溺れさせる。

 

スレイプニル

北欧神話に登場する。オーディンが乗る馬。軍馬。…期待が持てるかと思いきや、なんと8本脚。クモかお前は。糸は出さないようなのでクモでは無いようですね。

 

ケンタウロス

上半身が人に似て…下半身がウマの生き物。はい。6本脚。

 

・アパオシャ

ゾロアスター教に伝わる干魃を引き起こすウマ。出かければ晴れるカスティーとの相性は、ある意味で最悪。農業の敵。

 

 

 

ウマ型モンスター…ちょっと好戦的過ぎませんか…?

好戦的だからモンスターと呼ばれるのだ。…といえばそうなんですが。全体を通して、人類の友であるウマに似たモンスターだとは思えないほど獰猛で悪側です。皆シマウマです。どこかに、テイムに適したモンスターは居ないものでしょうか。

と、あまり知らないモンスターまで調べていくと…。とある一体が目に留まりました。

 

・アンヴァル

ケルト神話に登場するウマ。風よりも速く、海でも陸でも平気で走ることができる。水陸両用馬。また、乗り手を護る魔法の力がある。漸く見つけた防御型のウマ。…防御型のウマってなんですか?

 

調べた中ではこのアンヴァルがテイムの対象としては良さそうです。誰かを害するのではなく、背中に乗っているものは護られるという逸話を持っているのが最高ですね。

モンスターの世界にもテイムに適したウマ型の生き物が、少ないながらに存在することが分かりました。本当に少なかったですね。

 

 

異世界を発展させる移動手段

異世界においても、ウマ…またはそれに似た生き物のテイムはできることが分かりました。社会の発展は、移動の発展です。大切な相棒として狙うはアンヴァル…。というか温厚な種のウマを探すようにしましょう。シマウマは避けます!

 

 

●余談

ウマといえばサラブレッドが有名でしょう。足が長く、体が軽く…競争用に品種改良されてきた種です。優秀な人のことを「サラブレッド」と呼称するくらいには、人気のある種だと思います。

そんなサラブレッドですが…当然、海外のウマです。海外からやってきたウマというものも悪くは無いのですが…。日本にも固有のウマがいるのです。それが「日本在来馬」です。現存するものは全部で8種。北海道和種(道産子)、木曽馬、御崎馬対州馬、野間馬、トカラ馬宮古馬、与那国馬。です。ここテストに出ます。

個人的には木曽馬が特に好きです。唯一本州のウマということもありますが、まあ短足胴長で大人しいこと大人しいこと。本当に可愛いです。背が低く扱いやすい。木曽…つまり長野ですね、山間部で育つので足腰が強いなどの理由から農耕を助けてくれていました。戦国時代には武士も乗っていたようですが…なんというか。見た目はポニーなんですよね。

 

また、すでに絶滅してしまった南部馬という種ですが…青森の寒立馬(かんだちめ)がそのDNAを受け継いでいるようです。大間の方でガチの放牧がされていて、小さい馬も…放牧だとこんなに「強そう」になるんだと感動します。牛のような体つきの馬といえば良いでしょうか…。あ、以前に撮った写真がありましたね。

 

 

立馬

決して体高は高く無いんです。むしろ低いです。140とかその辺だったんじゃあ無いでしょうか。しかし、絶対に勝てないその筋肉といいますか…デカいんですよね。とっても可愛いんですが普通に怖かったです。

興味がある方は行ってみてください。

 

 

それでは、皆さま良い異世界ライフをお過ごしください。

ウマに乗る練習もしなきゃですね!(お別れの言葉)

 

 

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