異世界で知識チートをするためのblog 〜冒険準備の書〜

今、突然異世界に転生したところで何もできません。備えましょう。

異世界お役立ち情報。テイムしやすいモンスターの条件…教えます!

皆さまこんにちは。異世界転生初心者のカスティーです。

 

 

モンスターバトル

ゆけ!チュー太郎!でんこうせっk…。はい。モンスターを手懐けるといって真っ先に思いついたのが。この格好でした。不思議ですね。何がとは言いませんが私は旅は新しいモンスターと、旅が終わった後はお気に入りの定番モンスターでバトルをしていく派です。196が大好きです。

チー…う〜ん。今回の話題でいつもの口上は良くないかもしれませんね。えー…。マスター目指して頑張っていきましょう!

 

 

 

モンスターを仲間にしたい!

皆さんは「モンスターテイマー」なるものを知っていますか?異世界に存在するとされる職業の一つで、その名の通りモンスターを仲間にすることができます。憧れの職業ですよね。本来は脅威であるモンスターの力を、逆に自らのものとして利用できるのですから…。その有用性は語るまでも無いでしょう。

 

私もモンスターを仲間にしたい!!!あわよくばモフりたい!!!

 

テイマーがどのようにモンスターを仲間にするのか分かれば、私も頼りになる仲間を得られるかもしれません。夢が広がります。是が非にも学んでみましょう。

それでは異世界でのモンスターテイムについて学ぶために、ふさわしい場所に移動しようかと思います。

 

 

図書館

はい。図書館です。ここには何でもありますからね。この季節は多くの本を抱えて歩くのがしんどいですね。今日も日差しが眩しいです。いっそのこと図書館に住みたいな。

 

 

●今世で学ぶ。モンスターテイマー

さて、頼れる仲間を得るために異世界でのモンスターテイムを学んでいくわけですが。よく考えてみると、今世でも我々人間は他の生き物たちの助けを借りています。シルクやウールといった布地、皮、お肉をはじめとした食べ物、農耕や運搬といった労働力。この世で人類が生きていくために必要な多くの要素に、動物が関わっています。そうした我々の生活を助けてくれる動物が「家畜」です。

家畜というのは、当然、元から存在したわけではありません。イノシシがブタになり、オオカミがイヌとなったように。生活に利用するという目的のため、野生の動物から遺伝的に改良…人間に役立つように変化させてきた動物です。野生のモンスターを仲間にする「テイム」と似通った部分がありますね。家畜化について学ぶことで、テイムに役立つ知識が得られるかもしれません。

 

一口に家畜と言いましたが、人間にとって有用な形にした動物という意味では。

  • 農用動物

 ウシとかウマとかニワトリとか。食べる以外にも開墾等の労働力になる。

  • 伴侶動物

 イヌとかネコとか。ペット。

  • 実験動物

 マウスとかラットとかウサギとか。薬剤の開発や実験など。

 

と、いったように分けることができます。通常、家畜と表現すると農用動物を指すことが多いと思います。しかし、今回の目的は「異世界を平和に過ごすためにモンスターに助けてもらう」ことです。そのため目的から外れる実験動物以外の「農用動物・伴侶動物」を指して「家畜」と呼んでいくことにします。ただ…イヌ・ネコは家畜ってイメージがないと思うので、また次回以降では、適宜分かりやすいように変えていくと思います。ややこしいですが、今回に限りということで。

 

 

●テイムに向いているモンスターの条件

ウシにヒツジにえーっとトナカイに…カイコもそうかな。哺乳類から魚、虫に至ってまで。家畜化している動物の種類は存外に多いです。しかし、140万種いるという動物全体と比べたら1割にも遠く届きません。動物の中にも、家畜化に向いている種と向いていない種がいるのです。生き物である以上モンスターにも同じことが言えるでしょう。私は初心者なので…テイムしやすいモンスターに当たりをつけておこうと思います。

今世において、家畜に向いている哺乳類の条件が6つあります。モンスターには哺乳類以外も多いですが…ある程度は当てはまるでしょう。

 

①群れをつくり上下関係がある。

テイムしたモンスターは野放しにする訳ではありません。私や他のモンスターと一緒に暮らすことになります。そのため集団生活を送ることができる種が管理が簡単です。また、自分がボスの位置に立つことで指示を出すことができます。いわゆる一匹狼では集団生活に馴染まず、こちらの指示をきかせることがストレスになってしまうでしょう。

 

②草食または雑食。

モンスターだってご飯を食べます。肉と草であれば、異世界であっても草の方が用意しやすい筈です。そして、色々なものを食べてくれる種の方が育てるのに向いているでしょう。コアラのようにユーカリしか…それも決まった種類しか食べない種だとテイム後の世話が難しいです。

 

③図太い。

環境の変化は多くの生き物にとってストレスです。人間がホームシックになるように、どんなにモンスターに合った飼育環境を用意しても…環境が変わること自体がストレスです。もしも、それが人間への警戒が強い種だった場合、共同生活を送ることはできません。

 

④環境への適応ができる。

フィジカル的な適応能力も必要です。きれいな水にしか住めない種をテイムしたら、きれいな水を用意し続けなければいけません。濁った水でも大丈夫という種の方が世話をしやすいでしょう。

 

⑤一夫多妻。

やはり一夫一妻の種よりも、一夫多妻の種の方が繁殖させやすいです。これは増やすという意味だけでなく、より有用な個体を選抜し易くなります。ポケ◯ンをやっている人に分かりやすく言うと、タマゴが見つかる頻度が高い方が厳選が楽だよね?ってことです。

 

⑥温和で動きが遅い。

これは当然ですね。凶暴で素早いモンスターは仲間にはなれません。世話をするにも危険と隣り合わせになってしまいます。今世でいうとシマウマが家畜でない理由がこれですね。あいつ滅茶苦茶に凶暴なので。恐ろしいものです。

 

以上が、テイムしやすいモンスターの条件です。まとめると、群れを作り・色々なものを食べて・図太く・丈夫・繁殖がしやすい・温厚なもの。ということになります。当てはまりそうなモンスターはいるでしょうか。

 

 

●条件に当てはまるモンスター。

テイムに向いているモンスターの条件は分かりました。続いて、その条件にどのモンスターが当てはまるのか考えていきましょう。

…。

 

異世界にはどんなモンスターがいるんでしょうね?

単純に、あまりモンスターの種類を知りません。…仕方がないので今回は定番の有名モンスターで考えてみましょう。

 

○スライム

まず、お前は生き物として何なんだ???単細胞生物かい?…。生物としての是非はいずれ考えてみましょうか。面白そうです。さて、雑食性と図太さは大丈夫でしょう。多分ですが温厚です。群れを作るかどうか、は…。合体して王様になるゲームもありますが、あれって群れになるんでしょうか。

気になるのは繁殖と、環境への適応ですかね。繁殖については…何となく細胞分裂で増えそうなんですよね。しかし、そうして出来上がるのはクローンなので。増やしても有用な個体の選抜ができません。また、環境の急激な変化には弱そうなイメージがあります。

スライムは世代を経ていくような長期の飼育には向きませんが、雑食性などから飼育の難易度自体は低いです。お試しとしてのテイムにはスライムが良いということかもしれません。

 

○ドラゴン

ファンタジーの定番ですね。見た目としては爬虫類です。しかし爬虫類があそこまで大きくなる物でしょうか?…なるか。恐竜の時代に色々な種がいました。現在の爬虫類とはまた異なった生き物ですが、ドラゴンは存在してもいいと思います。そして。滅多に群れず、肉食で、凶暴な種です。繁殖の頻度も低そうです。

…はい。びっくりするほどテイムに向いていないですね。ドラゴンに限らず、伝説のモンスターと呼ばれる種は、大体が孤高の存在らしいので。集団行動や繁殖は難しいでしょう。生まれながらに強力なドラゴンよりも、世代を経て有用な形質を伸ばしていける種の方がいずれ強くなるのではないでしょうか。

 

○ゴブリン

ファンタジー作品ではむしろ人類の敵感が強い存在です。しかし、伝承では邪悪とする物の他にも、悪戯好きとする物、場合によっては生活の手助けをしてくれるといった物もあります。上記と…生き物として人間の敵として描かれることが多いことを踏まえて、考えるに。ゴブリンと人間は生活圏が完全に被っているのでしょう。天敵とかではなく。生活圏を奪い合うライバル…サフランターメリックのような関係です。

そして、群れを作り、おそらく雑食性で、人間と生活環境が似ていて、繁殖能力が高い…と。…。え?テイムの条件をとても良く満たしているのでは?問題となるのは凶暴性ですが、子供の世話を手伝ってくれる伝承もあるので。温和な個体の選抜はできそうです。

 

○フェニックス

言わずと知れた不死鳥。校長先生が飼っている。不老不死というのは考えにくいので、寿命がとんでもなく長いのでしょう。寿命が長い生き物は繁殖のサイクルも長くなる傾向にあります。鳥類なので子育てもするでしょうが…寿命が長い分、性成熟までの期間も長そうです。

群れは作らない、おそらく穀物で世話ができる、不死と言われるくらいに環境適応は高そう、繁殖頻度は低い。う〜ん。微妙。そんなに向いていない気がします。私の中ではスライムと同じポジションですね。初心者向けです。

 

 

 

………。

パッと思いつくテイムに向いたモンスターが、ゴブリンだけでした。

いえ…良いんですよ?ゴブリン。モフれないけど、嫌いじゃないです。モフれないけど。繁殖を繰り返して、強い個体も生まれていくでしょう。ただ…あの、その結果。

 

 

 

カスティーと心優しいゴブリンたち

 

あかん。

こ、この子たちは選抜して…心優しいゴブリンなんです。世代を経るごとに表情が柔らかくなっているのが分かるでしょう…?うん。これは悪の集団ですわ。なんなら、中央のカボチャ頭もゴブリンに見えてくるから不思議です。異世界にカボチャが存在しなくて助かったかもしれませんね。パンプキンヘッドという新しいモンスターに認定されるところでした。

 

 

●モンスターを知ろう。

家畜化しやすい条件を知ることで、モンスターがテイムに向いているかどうか判別していくことができました。今回は私のモンスターの種類に対する知識不足によってゴブリンのみという結果に終わりましたが…。

・伝承を調べて、他にもテイムに向いているモンスターがいないか見つける。

・今世の動物を調べて、異世界にこういうモンスターはいる筈だとアタリをつける。

など、まだまだできることがありそうです。

異世界モンスター飼育学…とでもいいましょうか。よし。タグはそれにしよう。快適な異世界生活を送るため、今後も調べていこうと思います!

 

 

●余談

今回、述べた通り家畜には伴侶動物も含めて話しています。要はペットですね。伴侶動物にも家畜化に向いているかどうかの条件は概ね当てはまる筈なのです、が。全く当てはまらない種がいるんですよね。

イエネコです。

はい。みんなが大好きなネコちゃんですが…まぁ当てはまりません。祖先とされるリビアヤマネコを見てみると…単独で暮らし群れない、肉食、神経質、一夫多妻…ではない、凶暴で素早い。ドラゴンかよ。ビックリです。情報だけ見れば、とてもじゃないですが家畜化には向いていません。そもそも家畜化していないんじゃ?とさえ思えますが…遺伝的に「イエネコ」という種になっているんですよね。実はかなり不思議な生き物です。

一つだけ分かっていることは。

 

 

 

ネコは…可愛い。

案外、それだけが理由なのでしょうか。ネコの飼い主が自らを「下僕」と称するのは案外合っているのかもしれませんね。

 

それでは皆さま、良い異世界ライフをお過ごしください。
カボチャゴブリン…、バンプリン!(お別れの言葉)

 

 

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