異世界で知識チートをするためのblog 〜冒険準備の書〜

今、突然異世界に転生したところで何もできません。備えましょう。

ご飯、白米、お!こ!め!Hey! 異世界でも食べたいです。

皆さんこんにちは。異世界転生初心者のカスティーです。

稲刈りカスティー

 

季節感???何の話ですか。そんなもの画像を作った後で気がついたので諦めてください。あれです。秋にもまた読んでください。…どうしても気になりますか。そうですか。分かりました。

※この記事は8月に上げています。

 

 

 

 

田植え



ではこれで。

チート野郎を目指して、青々と育ちましょう!あっ違うんです私は雑草ではなくてですね。まってくだs

 

 

お米大好き!

ピクニックに遠足に、お出かけといえばおにぎり!…ん?おむすび?どっちでしたっけ。なんか昔に、手で握ったのはおにぎりで道具を使うとおむすび…とか聞いたことがありますが。実際はどうなんでしょう。

簡単に調べてみましたが、なんと!その違いに明確な規定は無いようです。意外でした。蛾と蝶。イルカとクジラみたいなものだったんですね。…一応イルカは大きさで区別するんでしたっけ?まぁ生物学上きっちりとした区分けは無い筈です。

しかし、販売する上では表記揺れになりかねないので…大手コンビニエンスストアでは「自分で海苔を巻くものをおにぎり」「それ以外はおむすび」としているのだとか。少なくとも私が聞いた手で握ったら〜というのは俗説の一つだったのでしょう。

 

それにしても、話していたら食べたくなってきますね〜ご飯。とくに羽釜で炊いた白いご飯!美味しいですよねぇ。…そう言えば、この「白いご飯」というのが全国で通じるって凄く無いですか???食べ物って特に方言が強いだろうに…。例えば「かやくご飯」って分かりますか?分かる方も多いと思いますが、関東ではあまり通じません。自分も五目ごはんと呼びます。第一、ご飯って食事全体を指す言葉でもありますからね。いかに我々が米を愛しているか分かります。日に3回はその名を口にするわけですから。

 

 

さて。察しの良い皆さんなら…もう、何が言いたいか分かりますね?そうです。

異世界でもご飯が食べたいぃいいい!!!

こればかりは切実です。海外旅行中に帰りたくなる要因のほとんどは、米が食べれないことですからね。魂に刻まれているんです。そうです私はご飯、過激派です!パンも好きだけどね。ご飯が食べられないとなると、いよいよもって異世界で無茶をしなければいけなくなります。

さっそく、異世界での米事情を確認しに行きましょう!エール・バビロニアン・タブレット!!!

 

図書館

さて、図書館へとやってきました。米をくれー!!!…はい。ここでは静かに探しましょう。お米をください。今回も、「中世で手に入る=異世界で手に入る」という全国共通の掟の下…お米を探しに行きましょう。

 

●原産地を確認しよう

まずは、大事な原産地です…。が、今までと違って今回は我らが魂の米!正直に言いましょう。知ってます。中国の筈です。そこからこちらの方に来たのがジャポニカ米です。何かで見ました。

 

原産地=中国南部の山岳地帯

 

ですよね。大正解です。私は今、渾身のドヤ顔をしています。正解したで褒めて褒めて〜。

調子に乗るカスティー

 

うぇーーーーい!!!

…はい。失礼いたしました。うわぁ。しまった…思いつくままに↑の画像を作って先に入れたのですが。編集中、ずっと動いていて鬱陶しいです。これが調子に乗った罰なのでしょうか。くっ…あまりにも重い…。

今まで、中国が原産地の食材が無かったのでイメージし難いように感じますが。中国の南です。つまりほぼインドです。ナスやターメリックと近い位置なので、人が運んでさえくれれば十分に手に入る筈です。過去の人々に期待しましょう。おなしゃす!

↓【ナスやターメリック

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●ヨーロッパにいつ来るか確認しよう。

インド原産のナスは13世紀にヨーロッパに来ているので…大体似た時期までに、やって来ているのでは無いでしょうか。特にイタリアやスペインでは米を食べるので意外に早いのでは無いでしょうか…?

調べてみると、米の移動は476年の西ローマ帝国の崩壊後。ゲルマン民族の大移動などの後に、ムーア人によって7〜8世紀にスペインへと持ち込まれたようです。

想像以上に早いですね。

超余裕じゃ無いですか。ローマ帝国が残した灌漑施設が豊富な水を必要とする稲作にとても良かったようです。…本当にいつも助けてくれるのはローマ帝国ですね。この1ヶ月で大好きになりました。テルマエロマエ。そうしてスペインなどがあるイベリア半島から、イタリアのポー川流域へと稲作は広がっていきました。良いですね〜その調子です。ポー川下流域は、今もお米づくりで有名なようです。意外にも、中世までに米はヨーロッパに来ていました。

 

…。しかし、そこで止まります。

 

これは、分かってはいたことなのですが。お米が育つのに必要な気候条件を2つ挙げるとしたら…なんでしたっけ。はい、そうです。高温で多湿であることです。

異世界(ヨーロッパ)!稲作に向いていない!

いえ、異世界にもそういった気候の場所はある筈なので…異世界の実家の領地の話にはなりますが…。うん。ややこしいですね。米については見つかるかどうかとは別の方向の問題が出て来ました。

ヨーロッパで見てみると基本的に気温が低いです。気温が高い地域である地中海はというと…、湿度が低いんですよね。瀬戸内海と一緒です。大きな川の流域など豊富に水が得られる場所は別として、基本的に稲作に向いていません。残念です。

 

また、やはり…その種類が気になります。日本で食べる炊いたご飯は、ジャポニカという種類です。そして、いわゆるタイ米などの細長いご飯はインディカ米です。インディカ米もカレーに合って好きですが…欲を言えばジャポニカ米が食べたいですよね。これは私のワガママです。

では、ヨーロッパで作られているお米の種類は何かというと………ジャバニカ米です。

 

ジャ「バ」ニカ???突然、馴染みのないお米が出て来ました。惜しい!あと「十」を足して濁点を半濁点に変えればジャ「ポ」ニカ米になるのに…!そういう問題でもないですね。ジャバニカ米というのはインドネシアやヨーロッパで育てられているお米の種類です。見た目は大きくしたジャポニカ米ですが、食感などはインディカ米に近いようです。そのためリゾットやパエリアに…。

パエリアの米ってインディカ米じゃ無かったんですか!?!?

本気で知りませんでした。今日一番驚いています。ずっとタイ米とかで作ってるもんだと思っていました。そういえば映像で見ると米粒細く無かったような…。今のでバレたと思いますが、私はヨーロッパでもインディカ米を食べているものとばかり思っていました。ジャバニカ米だったんですね。ジャバニカがくしゅうちょー。

 

一つ、嬉しいことがあるとすればジャバニカ米は遺伝子的にはジャポニカ米の近縁種であるということです。我々が食べる「ご飯」と植物としては近いのです。そのため、選抜をすれば炊くのに向いたジャバニカ米を得ることもできるのでは無いでしょうか。

簡単に調べたところ…、ジャバニカ米をジャポニカ米のようにする実験は見当たりませんでした。そりゃそうですよね。しかし、粒を大きくした「ピカツンタ」や粘り気がひかえめの「ななつほし」など…。ジャポニカ米の中でもその形質は様々です。あぁ…ピカツンタ食べてみたいんですよね…!ななつほしは美味しかったです。食べやすかった。どんどん食べちゃうやつでした。話が逸れました。

お米がもちもちするかというのは、お米の中の澱粉の割合の違いです。アミロースという澱粉の割合が少ないほど…粘り気は増していくのです。もち米はアミロースの割合が0ってことですね。つまり、アミロースの割合が低い粒を選抜して植えてを繰り返していけば、理屈上はジャポニカ米っぽいご飯が作れる筈です。うぉお…本音を言えばちょっと実験してみたい…!需要がない!

 

異世界でお米を

というわけで…異世界でジャバニカ米…ゲットです!

正直、お米の入手は困難だと思っていました。めちゃくちゃ嬉しいです。その上、もしかしたらジャポニカ米に似せるように改造ができるかもしれないとなると…夢は広がりますね!我が男爵家を上げての産業にしても良いかもしれません。カレーとの相性も抜群なのできっと良い商売になるでしょう。ふははは!カスティー男爵家の未来は明るい!

 

●余談

今回、私が紹介したお米はアジアイネという植物です。そう「アジア」イネです。そんな名前があるということは勿論…他の地域を名前に冠するイネが存在するんです。その名も…アフリカイネ。

 

アフリカ原産のイネ、あるじゃん。

アフリカが原産の植物は、インドよりも容易にヨーロッパへとやってくることができる筈です。本来であれば…アジアイネよりも入手が簡単なのではないでしょうか?…と思ったのですが。申し訳ない、あまりアフリカイネの情報を集めることができませんでした。

紀元前3000年からニジェール川流域で栽培されていたようですが、現在もアフリカ西部のみで栽培されるに留まっています。あと、乾燥に強いらしいです。…情報だけで見ると、素人目には地中海で育つんじゃないかと感じてしまいます。渡って行かなかったんでしょうかね?北限を越えている…というのもなんだか違う気がします。

長い期間、渡って行かなかったので何かはあるのでしょうが。その何かを調べることができませんでした。今後、調べがついたら触れていきます。

機会があればアフリカイネのご飯も食べてみたいですね。

 

お米は書きたいことが多すぎて…話があっちこっち行きましたね。まだまだ語り足りないですが、そろそろお開きにしましょう。

 

最後に、ここ最近食べた中で一番美味しかったご飯の写真を載せてお別れします。

おこめ

 

それでは皆さま、良い異世界ライフをお過ごしください。

日本の米は世界一!!!(お別れの言葉)

 

 

 

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